署名活動に協力するバックスファン

第2ピリオド7分、FW寺尾裕(手前)のアシストから同点ゴールを決め喜ぶFW田中(左から2人目)=日光霧降アイスアリーナ

日本製紙存続の署名活動に協力するバックスファン=日光霧降アイスアリーナ

署名活動に協力するバックスファン 第2ピリオド7分、FW寺尾裕(手前)のアシストから同点ゴールを決め喜ぶFW田中(左から2人目)=日光霧降アイスアリーナ 日本製紙存続の署名活動に協力するバックスファン=日光霧降アイスアリーナ

 アイスホッケーアジアリーグのHC栃木日光アイスバックスは16日、日光霧降アイスアリーナで2位のサハリン(ロシア)と対戦し、延長戦の末に1-2で競り負けた。通算成績は、13勝17敗の勝ち点36で順位は7位のまま。

 バックスはGK龍翔太郎(りゅうしょうたろう)が先発出場。第1ピリオドはキルプレーをしのいだ直後にサハリンの素早いパス回しに翻弄(ほんろう)され、6分43秒に失点。シュート数でも6-11と圧倒された。

 第2ピリオドも序盤から押し込まれたが7分24秒、FW寺尾裕道(てらおひろみち)のアシストを受けたFW田中健太郎(たなかけんたろう)が同点ゴール。その後は粘り強く守ったが、勝ち越し点を奪えないまま第3ピリオドが終了。延長2分41秒にゴールを割られて力尽きた。

 バックスは17日午後6時半から、同会場でサハリンと対戦。この一戦は「下野新聞KIZUNAマッチデー」として行われる。

決定力不足 遠い勝ち点3

 プレーオフ進出に向け後がないバックスが、ホームでさらに窮地に立たされた。サハリンに延長の末、1-2で惜敗。これで後半戦は2勝11敗で13試合続けて勝ち点3獲得に失敗。チームが停滞する要因をこの日も克服できなかった。

 第1ピリオド序盤にパワープレー(PP)でチャンスをつくれず、リズムに乗り切れない。フェイスオフも取れず、フィジカルで上回るサハリンに押し込まれ6分43秒に先制を許した。第2ピリオド7分24秒にFW田中健太郎(たなかけんたろう)のゴールで追い付いたが、その後はPPで勝ち越し点を奪えないまま延長戦で力尽きた。

 立ち上がりの悪さとPPの決定力。レギュラーシーズン(RS)終盤に差し掛かっても課題が克服できない以上、勝ち点3が遠いのも当然の結果だ。FW斎藤哲也(さいとうてつや)主将は「もったいないゲームだった」と肩を落とした。

 RSも残り4試合。自力でのプレーオフ進出の可能性は既に失っているが「PO進出の可能性は諦めていない」とアリペッカ・シッキネン監督。田中も「次につながるいいプレーはあった。スタートをよくすれば結果もついてくる」と前向き。望みをつなぐには勝つしかない。

仲間の存続願い署名活動

 ○…アジアリーグの日本製紙が今季限りでの廃部を発表したことを受け、バックスは16日のホーム戦会場でチーム存続を求める署名活動を実施。来場者が署名に協力した=写真。

 日本製紙のファン有志でつくる「氷都くしろにクレインズ存続を願う会」の依頼にバックスが協力。27日までのホーム5戦全てで署名を呼び掛け、同日の日本製紙戦後、同会に手渡すという。同会は3月中旬まで北海道内外で署名を集めて釧路商工会議所会頭に提出する予定。

 署名したさくら市桜野、会社員小池道之(こいけみちゆき)さん(56)は「チームが減少するのは寂しい。バックスのときのように周囲も活動していくことが大事」と古河廃部を経てクラブ化したバックスを重ね合わせ、日本製紙にエールを送っていた。