那須町で2017年3月、大田原高の生徒と教員計8人が死亡した雪崩事故で、事故の検証委員会委員を務めた長野県立高の山岳部顧問の男性教諭(58)が登山計画の事前審査を受けずに同部の生徒を雪上の登山活動へ引率したとして、同県教委が教諭を口頭で注意していたことが16日、同県教委への取材で分かった。同県教委は指針で、雪上での登山活動には事前審査が必要などと規定している。教諭は下野新聞社の取材に対し「冬山でなく秋山登山だった。今後は誤解を招かないよう、より慎重に登山を行う」と釈明した。

 同県教委によると、同部は18年11月23、24の両日、北アルプスの燕(つばくろ)岳(2763メートル)で登山を実施。教諭が計画して生徒を引率し、登山道の一部に雪がある中、山頂に登ったり、幕営をしたりした。