塾生に語り掛ける塾長の木村さん=2018年3月、益子町益子

先輩塾生(中央)らが講師となり活動が続く益子昌平塾=2018年11月、益子町益子

塾生に語り掛ける塾長の木村さん=2018年3月、益子町益子 先輩塾生(中央)らが講師となり活動が続く益子昌平塾=2018年11月、益子町益子

 【益子】セコム元会長の木村昌平(きむらしょうへい)さんが町に移り住み、豊かに生きる人生哲学を学ぶ場として自邸で始めた「益子昌平塾」。木村さんは昨年7月に75歳で亡くなったが、遺志は根付き、世話人、塾生らが運営を引き継ぎ塾を守っている。塾生は心の揺れを乗り越え、師が訴えた「魂に汗をかく」ための活動が続く。

 木村さんは50歳ごろから、焼き物を探して益子を訪れていた。ひょんなことから「群賢遊炉(ぐんけんゆうろ)」と呼ばれる農家のいろり端に集う人に加わるようになり、世情や芸術、人生を論じ合った。「肩書なしの自分を鍛える貴重な場」。そうした益子の魅力にひかれ2010年、都内から移住した。