殺害され32歳で亡くなった高羽奈美子さんの二十七回忌法要が2日、名古屋市の寺で営まれた。事件当時、現場にいた長男航平さん(28)が参列し「父の執念が生んだ(容疑者の)逮捕。よく頑張ってきたなと思う」とねぎらい、「少しでも安心して安らかに眠ってほしい」と亡き母を思った。
法要には夫悟さん(69)らが参列し、遺影に写る奈美子さんの穏やかな笑顔を前に、静かに手を合わせた。
当時2歳の航平さんは部屋の中にいたが、無事だった。10月31日午後、悟さんから突然連絡があり、容疑者逮捕を知った。「本当に今日捕まったの。その人本当に犯人なの」と半信半疑だった。悟さんの同級生の逮捕に「父親が責任を感じないでほしい」と思いやった。
悟さんは血痕が残る現場の部屋を借り続け、チラシを配布し情報提供を呼びかけてきた。航平さんは「相当な執念がないとできない。諦めないことの大切さを目の前で見せられた」と振り返った。
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