重鎮ペロシ氏の去就注目

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　米サンフランシスコで開かれた記者会見で話す民主党のペロシ元下院議長＝２日（Ｌｅａ　Ｓｕｚｕｋｉ／Ｓａｎ　Ｆｒａｎｃｉｓｃｏ　Ｃｈｒｏｎｉｃｌｅ提供、ＡＰ＝共同）

　【ロサンゼルス共同】来年１１月の米中間選挙で実施される連邦下院選を巡り、民主党重鎮ペロシ元下院議長（８５）の去就に注目が集まっている。ペロシ氏の選挙区から民主党の若手２人が立候補を表明。米史上初めて女性で下院議長を務めたペロシ氏が引退すれば、民主党の世代交代を印象づけそうだ。

　西部カリフォルニア州のスコット・ウィーナー州上院議員は１０月下旬、ペロシ氏の選挙区である同州サンフランシスコから出馬すると表明した。ロサンゼルス・タイムズ紙によるとウィーナー氏は当初、ペロシ氏の引退に合わせて国政に打って出る考えだった。

　だが大富豪サイカット・チャクラバルティ氏がサンフランシスコから出馬すると表明し、考えを変えたという。

　民主党の若手の間では党指導部のトランプ大統領に対する弱腰姿勢に批判が高まっている。ロサンゼルス・タイムズ紙は、若手の民主党員は新たなリーダーを待ち望んでいるとし、ペロシ氏が再選を目指す場合には年齢が議論の対象になりかねないとの見方を示した。