かつて、ラグビーの大学、社会人トップチーム同士が日本一の座をかけ熱戦を展開した日本ラグビー選手権大会。旧国立競技場を会場に毎年1月15日に開かれ、「成人の日」を彩る風物詩の一つでもあった▼グランドでの戦いぶりに加え、客席の光景も晴れの日ならではだった。華やかな振り袖に身を包んだ新成人の姿がいたるところで目を引いたのを覚えている▼ハッピーマンデー制度の導入によって、成人の日が1月の第2月曜日となったのは2000年だった。具体的には8~14日のいずれかの日ということになり、慣れ親しんだ15日が該当し得ないのは少し寂しい▼今年は14日が「成人の日」。式典はきょう13日に集中し、県内では平成で最も少ない2万329人が新成人として決意を新たにする▼式の晴れ着といえば、昔も今も和服だろう。足利市の9会場には、着物の乱れを無料で直すボランティアグループの「着くずれ110番」が今年もお目見えする。「記念写真にきれいな姿を」と1996年から続く着物のまちならではのサービスである▼もちろん新成人に求められるのは見た目だけではない。祝日法では、大人になった自覚や自ら生き抜く覚悟を期待する。冒頭の大会で学生が社会人に猛然と挑んだように、新成人にはそれぞれの夢に向かってトライし続けてほしい。