県警が2018年に受理した110番件数は前年比3477件増の13万3875件で、5年ぶりに増加したことが10日、県警への取材で分かった。1月には大雪に伴うスリップ事故、8月には台風による浸水被害などの110番が相次ぎ、自然災害関連の通報が受理件数を押し上げたとみられる。災害に絡み、1日の平均受理件数の2倍超の通報が集中した日もあった。一方、有効な110番のうち約2割は緊急性の低い通報で、県警は適正利用を呼び掛けている。10日は「110番の日」。

 県警通信指令課によると、110番の有効件数は前年比2762件増の11万7108件で、3年連続で増加。総受理件数の87・5%を占めている。

 昨年は自然災害が影響した通報が相次いだ。

 1月22日、宇都宮市で22センチの24時間降雪量を観測するなどした大雪では、スリップ事故や交通渋滞、路面凍結に関する110番が次々と入った。同日は昨年1年間で最も110番が多く、1日平均の367件に対し、756件の通報が集中した。

 台風13号が本県に接近した8月10日は、河川の増水や住宅への浸水などで505件の通報が寄せられた。3月には強風で「屋根が飛ばされそうだ」「倒木がある」などの通報もあった。

 同課は「昨年は災害が相次いだので通報も増加したのではないか。災害時、命の危険が迫る場合などはちゅうちょせずに通報してほしい」としている。