マジックを披露する君島さん(左)と吉住さん(右)

皿回しを披露する君島さん(左)と吉住さん(右)

ハーモニカを演奏する君島さん(左)と吉住さん(右)

マジックを披露する君島さん(左)と吉住さん(右) 皿回しを披露する君島さん(左)と吉住さん(右) ハーモニカを演奏する君島さん(左)と吉住さん(右)

 【那須塩原】高齢のマジシャンとして県北を中心に活動する二区町、無職君島和三郎(きみじまわさぶろう)さん(88)と矢板市片岡、無職吉住安弘(よしずみやすひろ)さん(64)の慰問活動がこのほど、100回目を迎えた。節目のステージも盛況で終え、君島さんは「お客さんの笑顔に元気をもらい、続けてこられた」、吉住さんは「2人のあうんの呼吸を多くの方に見ていただければ」と笑顔で話した。

 2人の出会いは2012年。敬老会で吉住さんの芸を見て感動した君島さんが「弟子入り」し、翌年から一緒に活動を開始した。現在は2人で約150種類の手品のほか、皿回し、ハーモニカ演奏など多彩な芸を披露できる。

 君島さんは吉住さんから芸を教わると、数日後には必ず習得するという努力家。皿回しを練習した時は皿が手や顔に落ち、顔面は血だらけ、手はあざだらけになったこともあったという。また、吉住さんもハーモニカが得意な君島さんに刺激を受けて練習を始め、今は約300曲のレパートリーを持つ。

 100回目の慰問は、箭坪の高林公民館で行われた。地域の高齢者約50人を前に、透視や絵本から菓子を出す手品を披露。君島さんが皿回しをしながらハーモニカを演奏するなど器用な芸を見せると、会場は拍手に包まれた。芸を楽しんだ戸田、無職藤田(ふじた)カネさん(85)は「私より高齢の方が手品をしていて元気づけられた。芸も素晴らしく、最高でした」と笑顔で話した。

 慰問後は多くの高齢者が君島さんから元気をもらおうと握手を求めた。吉住さんは「みんなに元気と希望を与えられる相棒と、これからも芸を披露したい」と話した。君島さんは「できるなら100歳まで2人で慰問を続けて、お客さんを笑顔にしたい」と意気込んだ。