JR宇都宮駅構内で清掃作業を実習体験する宇都宮青葉高等学園の2年生

 【宇都宮】開校3年目となる県立特別支援学校「宇都宮青葉高等学園」の2年生が、校外での就業体験の一環として昨秋からJR宇都宮駅構内の清掃に従事している。高橋幸造(たかはしこうぞう)副駅長(47)によると「長期の教育活動として構内清掃を担ってもらうのは初めて」で、駅利用者に気配りした真面目な仕事ぶりを評価する声も寄せられている。

 同校は、軽度の知的障害がある生徒の職業的自立支援を目標に開校。流通、環境、福祉、食品の4分野に分け、企業など10カ所で就業体験を行っている。環境分野となる清掃は、これまで県衛生福祉大学校と県庁で実施。一方、中田誠(なかだまこと)校長(56)は「不特定多数の人が行き交う宇都宮駅での作業で、自信を付けさせたい」とJR東日本に昨年6月から協力を求めてきた。

 「常に利用者の目がある場所での作業なので、立ち居振る舞いや接遇、マナーに留意する」など条件の下、同駅での就業体験は昨年10月12日にスタート。駅改札内のフロアや窓、トイレなどが対象で、駅施設の清掃を担う東日本環境アクセス宇都宮事業所から「姿勢を良くし、タオルは畳んで拭くなど『見せる清掃』を心掛ける」などの助言を受け、10人が交代で参加している。