桜、早過ぎた満開にやきもき 栃木県内名所では対応に苦慮

 平年より早い桜の満開に、県内の主な名所の管理者らは対応に苦慮している。冬場の寒さ、その後の暖かさで開花が各地で1週間ほど早まった。満開までの日数も短く、桜のライトアップを予定より早めた所もある。宇都宮市内は4月上旬、見頃の桜の下で花見を楽しめるはずだが、今年の桜には既に緑が目立つ。県北は花見の本番を迎え、関連イベントが予定されている。ただ今週末は天候が崩れる予報もあり、関係者は「散ってしまうのではないか」とやきもきしている。

 県内のソメイヨシノは今年、各地で開花が平年より1週間~10日ほど早まった。宇都宮地方気象台によると、宇都宮のソメイヨシノの標本木は3月26日に開花し、3日後に満開となった。開花は平年より6日、満開は10日早い。1953年の統計開始以来、開花は4番目、満開は2番目の早さだったという。

 一般的に開花後1週間で満開となるが、今年はその期間が短い。気象台は「1月ごろに低温の時期があり、芽が順調に育った。その上で3月に急に気温が上がり、開花や満開が早まった」と解説する。