絶滅種カワウソを大捜索 那須町、余笹川で目撃情報

 那須町沼野井地区周辺の余笹川で、カワウソに似た動物の目撃情報が相次ぎ、自然保護などに取り組む「なす魚類調査クラブ」が同町の委託で14日、現場周辺を調査する。足跡やふんを探すほか、定点カメラ4台を設置する。かつて国内に生息していたニホンカワウソは絶滅種で、他の動物を目撃した可能性も高いが、同クラブ代表を務める同町の山田正美(やまだまさみ)副町長(65)は「夢やロマンを持って調査したい」と話している。

 カワウソはイタチ科の哺乳類で体長は約1メートル。ヨーロッパからアジアに広く分布するが、国内に生息していたニホンカワウソは乱獲や河川汚染により激減。1979年に高知県で確認されてから目撃がなく、2012年に絶滅種と認定された。

 同町内で最初に目撃情報があったのは昨年8月。同クラブ員が同地区の余笹川と黒川の合流地点で見かけた。さらに10月には同クラブ員による目撃が2件あり、町民による情報も12月までに3人から寄せられた。

 12月には不鮮明だが、カワウソのものと似た動物の足跡も発見された。