あわ野山荘譲り受け 鹿沼市、東京・台東区から 

あわ野山荘譲り受け 鹿沼市、東京・台東区から 

 【鹿沼】東京都台東区が旧粟野町と山村振興事業として入粟野に開設した「台東区自然の村 あわ野山荘」。区直営による存続が難しくなり、8月末で閉館が決まった。市は台東区から施設の無償譲渡を受け、来年4月に新たに開設することにしている。市の奥座敷にあたり、市営の前日光つつじの湯交流館と隣接することから、新たな誘客のため魅力度アップのプランが求められる。

 同山荘は1977年に台東区が社会教育施設として設置、同区と市内の在住、在勤者が利用できる。敷地内に粟野川の渓流が流れ四季折々の自然が親しめ、施設は山荘、ログハウス3棟で宿泊定員は41人。テニスコート3面、野外炊事場、バーベキューコーナー、テント場、つり橋などがある。

 しかし開設から40年が経過。民間レジャー施設の充実や社会状況が変化し、直営する台東区によると年間利用は約1300人で利用率2割弱、年間1800万円の支出という。

 台東区は、まだ十分使える施設のため昨年2月、市に無償提供を提案。市は前日光地域の魅力拡大の有効な資源として受け入れを検討。その際、傷みの激しいテニスコート3面の撤去、区民に対する宿泊費補助などを要望。前向きな回答が得られたため、譲り受けを決めた。