輪王寺が電子決済導入 二社一寺で初、まず中禅寺に設置 日光

 【日光】日光山輪王寺は、別院である中宮祠の中禅寺立木観音でクレジットカードと電子マネーの決済システムを整備し1日、運用を開始した。二社一寺で電子決済が導入されるのは初めて。増え続ける外国人観光客からの要望などを受け、参拝者の利便性を高める。輪王寺は今後の利用状況を踏まえ、本堂「三仏堂」や国宝「大猷院(たいゆういん)」など他の場所への導入も検討していく方針だ。

 中禅寺によると、同寺のここ数年の拝観者数は年間約8万人。外国人観光客は年々増加しており、昨年は全体の2割ほどに上ったという。御朱印記帳や祈祷(きとう)を受ける外国人もいて、電子決済での支払いを望む声が上がっていた。

 決済システムの端末は境内の拝観受付所や本堂など5カ所に設置された。拝観料や縁起物購入など全ての支払いで利用できる。

 対応するカードなどは、主要6種類のクレジットカード、nanaco(ナナコ)やWAON(ワオン)など4種類の電子マネー、PASMO(パスモ)やSuica(スイカ)など9種類の交通系電子マネー。

 さらに、銀行口座から代金を即時に引き落とす「デビットカード」と、中国で普及している「銀聯(ぎんれん)カード」も使える。