東京学生寮建て替えへ 栃木県育英会、20年度にも着工

東京学生寮建て替えへ 栃木県育英会、20年度にも着工

 東京都目黒区にある県育英会の東京学生寮が2022年度をめどに建て替えられることが31日までに、関係者への取材で分かった。同寮は築60年が経過しており、建物の老朽化に加え冷暖房設備がないことなどから年々入寮率が下がっている。県育英会は今後、事業者を公募型プロポーザル方式で選定し、事業者が設計、建設、維持管理を行う。

 県育英会は、東京方面の学生の住宅難に対応するため1956年に設立された。翌年、東京学生寮の運営を開始した。

 学生寮は総面積2041平方メートルの敷地内に、コの字形の鉄筋コンクリート造4階建て。男子寮(847平方メートル、27室)と女子寮(1489平方メートル、50室)に分かれ、男女とも相部屋で定員は計154人。京王井の頭線駒場東大前駅が最寄り駅で、渋谷駅なども近い。寮費は朝夕2食付きで、2017年度は月額4万円。大学生だけでなく、短大、専門学校生も利用し、これまでに6千人以上が入寮した。卒寮生によるOB・OG会組織もある。

 しかし近年は、09年度の満室を最後に入寮率が年々低下、17年度の入寮率は62%だった。建物の老朽化に加え、相部屋や冷暖房設備を備えていないなど、環境が建設当初と変わらないことで、学生のニーズと合わなくなり次第に敬遠されてきた。