今年の主役イノシシが登場する児童書はたくさんあるが、絵本「きてきて!ノッシー」(やすいすえこ作)もその一つだ。ノッシーは、村一番の力持ち。みんなに頼まれると「ああ、いいよ」と、一つ返事で飛んでいく▼常に友だちに頼りにされるノッシーの持ち味は、明るさや優しさ、そして前向きな気持ちだ。読んでいると、こちらも元気をもらえる。そんな姿勢で1年を送りたいと、新年の誓いを立てた▼きょう4日は仕事始め。1989年施行の行政機関の休日に関する法律で、官公庁は12月29日~1月3日を休日と定め、翌4日を御用始めとしている。民間もこの日程に準じているが、4日が金曜日の今年は週明けから始動という人も少なくないだろう▼米国に端を発した世界同時株安や秋に予定される消費税増税など、今年も庶民の生活を直撃しそうな課題は山積みのようである。政財界トップの年頭あいさつでは、将来も見据えた明確なメッセージを示してほしい▼昨年、栃木デスティネーションキャンペーンを展開した本県。福田富一(ふくだとみかず)知事は年末の会見で、今年は新たな観光素材の掘り起こしなどに取り組む決意を語った▼イノシシにまつわることわざや慣用句には「猪突(ちょとつ)猛進」「猪見て矢を引く」などがある。今年はことさら、スピードが問われることになりそうである。