旧市役所敷地に「勝道桜」 日光桜遊会が植樹式

 【日光】世界遺産二社一寺周辺や風情あふれる街並みの中で、桜を巡り楽しんでもらうイベント「日光桜回遊」を主催する「日光桜遊会」は28日、中鉢石(はついし)町の旧庁舎(旧日光市役所)の敷地に「勝道(しょうどう)桜」を植樹した。同会が植樹を行うのは初めて。同所は今後、公園整備が予定されており、亀田祐司(かめだゆうじ)代表(65)は「これを機に桜のある公園になってほしい」と願いを込める。

 日光桜遊会は、東町地区の老舗商店などで結成し、2013年から、日光桜回遊を実施している。日光の既存の桜を紹介するだけでなく桜を増やそうと、2021年に公園としてオープンを予定する旧日光市役所に植樹を行った。

 植樹したのは日光開山の勝道上人にちなんで名付けられた勝道桜。植樹に協力した東京大付属日光植物園の技術専門職員清水淳子(しみずじゅんこ)さんによると、白く大きな花が咲き、勝道桜が公式に植えられるのは市内では同園以外では初めてという。清水さんは「勝道桜は一般にはあまり知られていないが今後、いろいろなところで見られるようになれば」と話す。

 植樹式には、関係者ら約30人が参加。斎藤文夫(さいとうふみお)市長と亀田代表が、1・3メートルほどの接ぎ木の苗木の根元に土をかけた。