正月休みに初打ちを予定する気の早いゴルファーもいると思う。一部のゴルフ場で、ポスターや会計明細に「ゴルフ振興基金」と記されているのに気付くだろうか▼県内のゴルフ場関係者が設立した新法人による振興基金事業が、1日スタートした。高校生を除く18歳以上の利用者から、1回50円の協力金を徴収。ジュニア、女性など県内ゴルファーの裾野拡大といった事業に充てる▼背景にはゴルファー減少への危機感がある。2009年に547万人だった県内ゴルフ場利用者は、17年の485万人まで減り続けている。逆に70歳以上がほとんどの利用税非課税層の割合は、8%から18%に右肩上がりに増えている▼シニアの大会では、300ヤード近いティーショットや熟練のアプローチに驚かされることも多々あった。残念ながら、そうした人たちもいつまでもプレーできるわけではない▼130近いゴルフ場があり、人口10万人当たりの数が全国一という本県には、新たなプレーヤーの創出は喫緊の課題。手をこまねいているわけにはいかない▼スタート時点で賛同しているゴルフ場は18にとどまる。いかにこの数を増やし、また利用者の理解を得ていくのか。全ては事業の成果にかかっている。今年が県内ゴルフ場にとって、「再興元年」となるような取り組みを期待してやまない。