GWの二社一寺渋滞、官民一体で緩和目指す

 JRグループの大型観光企画「栃木デスティネーションキャンペーン(DC)」が4~6月に行われることに伴い、本格的な春の観光シーズンに入る日光市の世界遺産二社一寺周辺の渋滞が激化する恐れがあるとして、県と民間企業はDC期間中、パーク&バスライド(P&BR)を市内で初めて実施するなど官民一体で観光客の受け入れ態勢を強化する。市は昨年も実施した別のP&BRを継続する。

 二社一寺では昨年、日光東照宮・国宝「陽明門」の修理完成に伴い、参拝者数が急増。昨年の東照宮参拝者数は前年比38%増の約267万人に上り、周辺国道は昨年春と秋の行楽期に神橋交差点を中心に計8キロ超の渋滞が発生するなどした。

 県によるP&BRは、ゴールデンウイーク(GW)の4月28日~5月6日の9日間、二社一寺から西側の地域で実施する。

 同市清滝桜ケ丘町の清滝体育館脇にある古河電工所有地を借り、約300台の無料駐車場を設置。東武バス日光が路線バスを増便し、観光客を日光二荒山神社近くの西参道付近へ運ぶ。

 これに合わせ、国道120号の安良沢橋から田母沢橋までの片側車線約1・1キロにバス優先レーンが新設されるほか、4~6月の土・日曜と祝日に日光宇都宮道路の宇都宮−清滝インターチェンジ間の自動料金収受システム(ETC)利用料金が50円割引となる。

 同市萩垣面(はんがきめん)の県日光土木事務所は約70台の庁舎駐車場を無料開放する。県建設業協会日光支部の会員事業所駐車場も有料提供する方向で検討している。

 市のP&BRは今年で3年目となり、二社一寺から東側で実施。日光霧降アイスアリーナ駐車場(約500台)を開放し、無料シャトルバスを運行する。