亜熱帯の湿地を再現、那須どうぶつ王国に新施設 24日オープン

 【那須】大島の「那須どうぶつ王国」で、亜熱帯の湿地を再現した回廊型の屋内新施設「ウェットランド」(広さ約900平方メートル、周遊距離約120メートル)が24日、オープンする。23日には報道関係者向け内覧会が開かれ、同園で初の猛獣となる「ジャガー」や放し飼いの鳥類など計約15種60頭羽の展示スペースが公開された。動物たちの匂いや鳴き声、歩き回る姿が間近で感じられ、人気を呼びそうだ。

 入り口にある高さ5メートルの滝をくぐり抜けるように足を踏み入れると、高さ6~8メートルのガジュマルの木などが植栽され、気温約25~30度で高湿度に保たれた亜熱帯の世界が広がる。中央の池周辺には、動かない鳥として知られる大型鳥類の「ハシビロコウ」やウシ科の「シタツンガ」などが放し飼いになっており、尻尾に白黒模様のある「ワオキツネザル」が木々や岩場、来場者のすぐ側を駆け巡る。

 さらに進むと、花びらのような斑点模様が美しい雄(体長約120センチ)と雌(体長約90センチ)計2頭のジャガーが“生息”するエリアへ。崖や水辺を設けて自然に近い環境で動き回れる「ウォークスルー方式」になっており、ガラス越しながら捕食者の迫力を感じることができる。一部のガラスには小さな穴があり、飼育員が餌の生肉を差し入れると、立ち上がって食べる姿も見せる。

 新施設は同園の開園20周年事業の一環。佐藤哲也(さとうてつや)園長は「動植物と人間が共存できる魅力ある施設。驚きを感じてほしい」と来場を呼び掛けている。