後輩たちよピアノ楽しんで 同窓会、2カ月で248万円集め寄贈 鹿沼・北押原中

 【鹿沼】後輩の中学生に新たな屋内運動場に似合ったグランドピアノをプレゼントしようと、北押原中の同窓会が団結。2カ月の短期間で248万5千円を集め、国内メーカーのグランドピアノを発注し寄贈した。22日に行われた屋内運動場改築竣工(しゅんこう)・創立70周年記念式典で披露され、ゲストのピアニストが全校生徒らの前でショパンの「ノクターン」など3曲を演奏、甘く美しいメロディーが会場に響いた。

 同窓会の関口忠雄(せきぐちただお)会長(65)は「母校に感謝、恩返しの意味でピアノ寄贈を考えた。よく短期間で集まった。改めて同窓生にお礼を言いたい」と話した。

 昨年11月に同窓会総会を開催。これまであったアップライト型のピアノは老朽化し、処分することになっていたため、70周年記念事業としてグランドピアノの寄贈が決まった。

 時間がないため、当初の目標額は150万円だったという。学年別の理事が奔走して卒業生に周知し、1口2千円の振り込みなどを依頼した。「母校愛」は強く、同窓会役員の「果たしてどのくらい集まるのか」との心配は杞憂(きゆう)に終わり、約2カ月で目標額を突破。余剰金で体育館のいす50脚、テーブルクロスなども贈った。

 酒井邦夫(さかいくにお)校長は「同窓会の皆さまの生徒に対する温かさ、愛情に感謝している」と話した。