接点からのパスを重点的に確認する国学栃木のSH北村(中央)ら=奈良教育大グラウンド

 第98回全国高校ラグビー大会第4日は1日、東大阪市の花園ラグビー場で3回戦8試合を行い、本県代表の国学栃木は午後1時20分からBシード報徳学園(兵庫)と激突する。勝てば7大会ぶり2度目のベスト8進出で、県勢最高成績にも並ぶ大一番。吉岡肇(よしおかはじめ)監督は「失う物は何もない。超名門と戦えることに喜びを感じて思い切りぶつかってほしい」と話した。

 国学栃木は30日の2回戦でBシード日本航空石川(石川)を28-12で撃破し、3大会ぶりに16強入り。31日は午前10時半から約1時間半、奈良市内の奈良教育大グラウンドで練習に汗を流した。

 3回戦で対戦する報徳学園は3年連続44度目の出場。スタメンに高校日本代表候補、7人制ユース日本代表を計4人擁する強力な布陣。SH丸尾祐資(まるおゆうすけ)を含めたバックス陣は展開力にたけ、2回戦では大阪朝鮮(大阪第2)を50-29で下した。

 前日練習で国学栃木フィフティーンは接点での粘り強い攻防やパス出し、ディフェンスラインの動きなどを入念に確認した。浅野良太(あさのりょうた)コーチは「相手にいかにボールを回させないかが勝負。全選手が作戦をしっかり共有できれば勝てる」と強調。抜群の強さを誇るFW陣はスクラムを組み、改めて意識を統一した。

 3年ぶりに花園で年越しを迎え、選手たちは闘志満々。SO前田玲緒(まえだれお)は「思い切ってスピード感のある攻めを見せたい」と活躍を誓い、中村公星(なかむらこうせい)主将は「国栃最高成績の8強に並びたい。まだこのチームでラグビーをしたい」と意気込みを語った。