「今後畜産の現場は厳しくなっていくのだろう」と話す和牛肥育農家の篠塚邦善さん(45)。宇都宮市内で和牛約80頭を手掛けている=26日

 環太平洋連携協定(TPP)が30日に発効し、巨大自由貿易圏が動きだす。来年は、2月に欧州連合との経済連携協定(EPA)が発効し、米国との物品貿易協定(TAG)の交渉も始まる。グローバル競争が加速する中、県内の畜産農家では市場開放の影響を懸念し、「やるべきことをやらないと負けてしまう」という危機意識が高まっている。一方、チャンスが広がる輸出産業は市場開拓の動きが活発化しつつある。