犬飼城跡のロマン、案内板で詳しく 宇都宮・姿川地区の団体が設置

 【宇都宮】姿川地区まちづくり協議会(十河敏之(そがわとしゆき)会長)は15日、上欠町の犬飼城跡に由来や縄張りなどを紹介する案内板を設置した。城跡には中世に築かれたとみられる堀や土塁が保存状態よく残っており、訪れる人に地域の魅力を発信するのが狙い。

 案内板に書かれている姿川村誌の引用文によると、犬飼城は1379年、小山義政(おやまよしまさ)により祇園城の支城として築かれ、その後宇都宮氏に攻められ廃城になったとされる。立地などから宇都宮城の南西の守りとの指摘もある。

 同城跡は地域の複数の地権者が所有。文化財保護法に基づく埋蔵文化財包蔵地(遺跡)になっている。

 城跡全体は東西約160メートル、南北約180メートル。中心の主郭(本丸)は一辺約50メートルの方形で、周りを取り囲む堀や土塁は幅約10メートル、深さ約5メートルにもなる。

 城好きの観光客がたびたび訪れることから、地権者や市教委と相談し案内板を設けることにした。案内板の素材には姿川第一小体育館の古い床材を利用した。