もちを食べた後、一緒に歌を歌って楽しむお年寄りと学生たち

 【大田原】山間の集落・須佐木地区で、民家の離れを活用した「隠居プロジェクト」が行われている。国際医療福祉大作業療法学科の学生たちが2年前から月に1回、地域のお年寄りと交流を重ねており、22日には正月を前に餅つきが行われた。学生とお年寄りたちはすっかり打ち解け、廃屋同然だった「隠居」は笑顔あふれる温かな場所になった。

 プロジェクトは同所、公務員戸村一郎(とむらいちろう)さん(50)と同学科の谷口敬道(たにぐちたかみち)学科長が知り合いだったことがきっかけで始まった。須佐木地区の高齢化率(10月1日時点)は45・01%で市の平均より約17ポイントも高い。「学生に課題のある現場へ入ってもらい、地域の活性化にもつながれば」と戸村さん。