病児・病後児保育、栃木県内全域で利用可能に

 病気中や病気回復期にある子どもを一時的に保育する「病児・病後児保育」が新年度から県内全域で利用できるようになることが、17日までに分かった。県内で唯一、病児・病後児保育事業を行っていなかった那須町が那須塩原市との連携による「広域利用」に乗り出すためだ。県保健福祉部によると、「カバー率100%」は全国的にも珍しく、県内の保護者が子育てと仕事を両立する一助になることが期待される。

 同部によると、2017年度は16市町が自市町内の病院や保育園で同事業を実施。このほかの8市町は他市町の施設を利用する広域利用によってサービスを提供している。新年度からスタートする那須町も同様の方式で、町民は那須塩原市の認定こども園の病児・病後児保育を利用できるようになる。

 共働き家庭の増加を背景に病児・病後児保育のニーズが高まる中、広域利用は人材不足や採算面などから事業を実施しにくい小規模市町で始まった。自市町内に施設があっても、住民の利便性を高めるために広域利用を行う動きも広がっている。