3年以内に全国販売網を

 

 「庶民の味として親しまれる焼き鳥を手軽に買えるようにしたい」。そんな思いから焼き鳥の持ち帰り専門店として宇都宮市に開業した。

 昨年秋には創業40年を迎えた。「車両での食品販売の許可を得るところから始まり、今では赤い移動販売車を見れば竜鳳(りゅうほう)だと分かってもらえるようになりました」と語る。1983年、宮城県に仙台営業所を設置。以来、東北、関東、中部地方、さらに西日本、北海道にも営業所を構え、移動販売のフランチャイズ(FC)を全国展開してきた。

 今年は北海道の函館市、鳥取県や愛媛県にも営業所を開設する。「3年以内に全国販売網を確立し、日本中で竜鳳の赤い移動販売車が走ることになります」。会社の名前の通り「全国チェーン」となる。

 移動販売車の他に、居酒屋店舗「やきとり家竜鳳」を宇都宮市内に4店舗、他県では11店舗を展開。宇都宮市内の総本店、塙田店の2店舗が直営店だ。「今後は店舗のFC展開を加速し全国網羅を目指します。気軽にテークアウトができて、10~15席の小型店を全国にFC展開する計画です」と語る。

 昨年は福島、福岡、山形の3県で新規店舗をオープン。中でも山形県のコンテナハウスを改良した小型店舗は好評で、このタイプの店舗を今年、新たに4店舗オープンする予定だ。新規のFC加盟店を増やし、事業拡大を図り5年後には50店舗を目指す。

 そのためにFCオーナーや社員の健康管理も怠らない。健康診断の実施やインフルエンザの予防接種なども推進。「心身共に健康で竜鳳の焼き鳥を笑顔でお客様に販売するためです」という。昨年から始まったフィリピンへのFC展開、障害のある人に働く場を提供する就労支援事業も順調だ。

 今後の新たな取り組みとして、養鶏も計画している。「すべてはお客様においしい焼き鳥を提供するため」。この挑戦は今年も続く。