若い人が活躍できる会社

 

 今春、山形県内に支店を開設する準備を進めている。2017年4月に同県の「タルイシ産業」と提携したのがきっかけだ。同社は山形県のほか、福島県、宮城県で仮設資材リース販売業を展開する。「当社の建設機械のレンタル業とは、いわば隣同士の業界です。人的交流、情報交換に積極的に取り組み、シナジー効果を発揮する年にしたいと思っています」

 建設業界で建設機械のレンタル依存度は70%以上にも達している。レンタル業界の売り上げは、東日本大震災の復興事業や都市圏の再開発、東京オリンピック関連工事など、建設業界全体の事業の増加に伴い、上昇に転じてきた。「頻発する自然災害をみても建設機械は重要です。また、建設業界の人手不足は深刻で省力化の面からもレンタルの必要性は高まっています」

 こうした社会の要請に応えるため、「環境変化に対応できる会社」「イノベーションを起こす会社」を新たなスローガンに掲げた。災害時に役立つ建機の充実や省力化に向けた最新鋭機器、ICTを活用した体制づくり、さらに農業分野へのアプローチも視野に入れる。需要に応じて少しずつ営業所を増やし、本社機能の充実も検討する。

 経営理念の「三体共栄の精神」に変わりはない。事業の柱である「レンタル・販売・サービス」、事業と生活を支える「顧客・仕入れ先・会社」、さらに「社会・会社・家庭」がともに成長し、幸せになることを目指す。根本にあるのは地域密着だ。車輛センター「U-TEC」で昨年秋に開いた「大感謝祭 絆」には、2日間で子どもたち800人を含む4000人が集い、関東最大規模の建設機械の展示会となった。「大手との差別化を図るには、人と人との絆を大切にする営業姿勢こそが重要」。働きやすさは定着率の高さに表れているが、「これからも若い人たちが活躍する会社をつくっていきます」と人づくりへの決意を語った。