外国人との共存社会形成

 

 世界各地から外国人労働者を受け入れ総合的なサービスを提供し、人材派遣や製造請負の事業を展開するエマールグループ。国内は今まさに深刻な人手不足の時代を迎え、政府は、昨年12月に入管法を改正し、外国人労働者の受け入れ拡大に舵(かじ)を切った。新たな就業構造の創出である。

 「日本のものづくり産業の将来を考えたなら絶対に人手不足を解消しなければいけない。日本は先進国の中でも外国人労働者の受け入れに消極的で鎖国をしてきた。当然、どこかで労働力不足が起きることは分かっていたこと。私たちは受け入れる外国人の仕事だけでなく、生活など全てをサポートする総合サービスを提供していきます」

 受け入れる外国人はブラジル、ペルー、パラグアイの日系人、それにベトナム、フィリピン、タイなど東南アジアからが多くの割合を占める。最近ではアフリカからの労働者も増え、地方に浸透しつつある。

 「外国人を受け入れ総合サービスを提供するための『最大公約数』は、語学教育です。日本に来て生活するわけですから、日本語の習得をサポートすることが重要です。日本語学校の開校に向け全力で取り組んでいきます」と固い決意を語る。

 人材派遣、製造請負の事業拡大は全国で進められている。昨年末の11月に岩手、宮城の両県に事業所を新設。現在、沖縄県で事業所開設に向けた準備を進める。全国に大小合わせて約20カ所の事業所が稼働する。介護分野の外国人受け入れ可能な法制度が整備されれば、青森県での施設介護事業に参入する予定だ。

 海外では18年1月にベトナムでホーチミンに次いでハノイにも設計センターを開設。エマールは建物の開口部専門の設計会社を運営する。

 「エマールは異能の人々の受け皿となってきた会社です。社是の『人を愛し、人を生かせ』にのっとり、これから100年続いていく会社に創り上げたい。地方から世界へ。それが変わらないエマールの姿です」