温めてきたものを実行に

 

 「2018年に温めてきたものを実行に移す年です。いい意味で多くの人に驚いてもらえる年にしたいです。そして青木製作所のファンを増やしていければいいです」。こう抱負を語った。

 18年はアジアや欧米など世界を飛び回り、営業活動に重点を置いた年だったと振り返る。「世界中の企業との付き合いが増えました。そして日本と海外の企業の違いも肌で感じました。日本の企業は日本国内でモノを売ることを考えますが、他国の企業は世界中をターゲットにしています。考え方の原点が違うと思いました」

 自動車製造会社から食品メーカーまで製造業が商品を生産する際に必要となる自動化設備などの金属部品を製造している。機械のメンテナンス、修理から設計、制作、加工など業務内容は幅広い。「頼まれた仕事は断らない」というスタンスを貫く。その一方、協力会社との関係を強化。「技術力とスピード力の確保」を第一目標にしてきた。18年は17年比で6割増の売り上げとなった。「従来の顧客の仕事も今まで通りこなしつつ、新規の顧客開拓をしたことが大きいです」と話す。

 高校生や大学生が起業のアイデアを提案する「とちぎアントレプレナーコンテスト」の実行委員長を務めるなど社会貢献活動にも積極的だ。今年は新しい試みとして、人材教育などを手掛ける「リバネス」社とともに2月にはベンチャー企業を発掘するイベント「栃木テックプラングランプリ」を県内で開催する。

 19年は大きな目標の一つである上場に向けて大きく踏み出す年になるという。さらに医療などの新しい分野にも力を入れていく方針。「これまで準備を進めてきた人工知能(AI)もプロトタイプが完成しました。今年は軸足を社内に向けて、社員全体のボトムアップを目指します。社員一人一人が経営者になれるような土台作りをしたいと思っています」と話した。