攻めの姿勢で未来に挑む

 

 40歳の若きトップの下、これまで以上にチャレンジングな一年がスタートする。昨年から一年間、支店長クラスの社員を集め、「新規事業立ち上げ」に向けての研究と準備を重ねてきた。社内研修の一環としての初めての取り組みが社内審査を経て、今年いよいよ実を結ぼうとしているのだ。

 「新規事業の考案には、未来のある時点に目標を設定し、そこから振り返って現在すべきことを考えるバックキャスティングの手法を活用しています。会社の未来のために必要なものは何かを考え、多少のリスクを取ってでも新しいことに挑戦すべきと決断しました」

 攻めの姿勢は、新たなキャッチフレーズ「パッケージと物流の専門商社」にも見受けられる。取り扱いの中心は梱包資材、包装資材ながら、ほかにも産業機器、産業設備、オフィス用品や、さらに2016年から電力自由化に伴う電気販売の「フカサワでんき」、17年からは工場などでの人手不足解消に向けた「省人化・省力化ロボット」も扱うなど、まさしく「物流の専門商社」にふさわしい多種多彩な商品をそろえている。

 「お客様が欲しいものは何でも取りそろえようということで、取扱品目の幅を徐々に広げています。昨年は人手不足を背景に省人化・省力化ロボットの引き合いが増え、大型受注もありました」と、創業以来のモットーである「お客様第一主義」を強調する。

 今年取り組むべき重要課題は、新規事業のほかにもあるという。

 「米中の貿易戦争の影響による景気の後退が危惧されています。不安はありますが、何とか決算がマイナスにならないよう対応を考えていかなければなりません。わが社の県外シェアはまだ小さいので、新規開拓を含めてお客様を増やしていく努力をしていきたいと思っています」

 攻めの姿勢は、終始揺るがなかった。