サッカー少年を海外へ

 

 「世界で挑戦、活躍したい」。そんな夢を抱くサッカー少年が増えている。ヨーロッパや南米のクラブチームでサッカーをしたいと考える少年を支援するのが主なビジネスだ。現在ではヨーロッパや南米だけでなく、中東、アジア、アフリカにも事業を展開。「日本の子どもたちがサッカーを通じて世界に羽ばたいていける環境づくりをしています」

 元サッカー選手。アルゼンチンで3年間プレーした経験を持つ。2007年、26歳でスポーツマネジメント会社「ワカタケ」を一人で立ち上げ、30歳で引退した。「苦労はあまり感じませんでしたが、我慢はしてきたなと思います。うまくいかない時にどれだけ耐えられるか。我慢して我慢して、その結果としてチャンスが巡ってきた感じです」と振り返る。

 これまで多くの日本人選手が海外のチームに入団するのに関わってきた。世界最高峰のクラブチーム「レアル・マドリード」の下部組織に日本人として初めて入団した中井卓大(なかいたくひろ)選手や、「ヘタフェ」の下部組織に入った鹿沼市出身の柿沼利企(かきぬまりき)選手などが代表的な例だ。「この2人は最も思い出深いです。自分が関わってきた選手が日の丸を背負ってプレーしてくれることを望んでいます」

 日本のサッカーを取り巻く状況については今も根強い根性論が存在するという。「日本のサッカーは世界基準に比べて練習量が非常に多いですね。レアル・マドリードでさえ、小学生までは週に3回、1時間半しか練習させません。指導者の考え方を根本的に変える必要があります」が持論だ。

 今年は世界最高峰の指導者が国内で指導するレジェンドクリニックが第3回目を迎える。ロシアW杯のスペイン代表監督を務めたフェルナンド・イエロ氏を招き、日本の子どもたちに指導してもらう。「子どもたちが世界のどこの国にも羽ばたくことができる環境をつくっていきたいと思っています」と抱負を語る。