無理せず一歩ずつ前へ

 

 「信頼と実績の総合印刷サービス」をキャッチフレーズとする同社で創業者の父・正治(しょうじ)会長の後を継ぎ、社長に就任して、12年目を迎えた。「無理をせず一歩一歩前に進んでいきたい。インターネットと紙媒体が敵対することなく共存していければいいですね」と話す。

 2017年末に、新しい菊全判印刷機を導入した。印刷してすぐに乾くのが特徴で効率化が図れるようになり、生産能力は飛躍的に向上した。「新しい印刷機も順調に稼働しています。その一方、わが社でも人材不足が課題になっています」

 1974年に旧氏家町(現さくら市)で地元スーパーなどのチラシを印刷する会社として創業した。「インターネットの時代になり、印刷物は総体的に減少してきましたが、下げ止まり安定期に入っているように思います。手軽に見ることができる手帳のように紙の良さが見直されている風潮もありますね」と分析する。クライアントの利益につながる提案をする印刷会社であり続けるのが信条だ。

 バスケットボールのBリーグ、栃木ブレックスををサポートし、「一ファンとして試合には時間がある限り足を運んで応援していますよ」と笑う。このほか映画のロケ地として撮影協力するなど地域貢献に積極的だ。

 現代社会はセクシャルハラスメント、パワーハラスメントなど企業のコンプライアンスが問われる。「ハラスメントが起こるのは、社員同士のコミュニケーションが減っていることも要因だと思います」と分析する。

 社員一人一人がプロフェッショナルとして行動し、顧客の満足を最優先にするためには、若い世代の働きやすい環境を整えることが重要と考える。「社長にとって聞きたくない話も逃げずに聞くということが重要なんだと思います。社長室の扉はいつも開けっ放しにしてあるのでいつでも来てほしいですね」