地域に密着「五方良し」

 

 「地域に密着した住まいづくり」をモットーに、埼玉県と群馬県で建売住宅・注文住宅の建築販売事業を展開している「ファイブイズホーム」が今年4月、満を持して栃木県に初進出する。第一弾として佐野市と足利市に出店、続いて栃木市と小山市、さらに宇都宮市への進出も予定しているという。

 「埼玉県のエリアの多くでシェアナンバーワンを獲得し、それぞれの地元で信頼していただいていると自負しています。今年からお世話になる栃木県内のユーザーの皆さまにもご満足いただける住空間の提供に努力していきます」と熱く語る。

 1979年2月に「細井不動産」として創業し、2006年に現在の社名に変更。「ファイブイズ」(5IS)の「5I」は、「品質・性能・デザイン・価格・品ぞろえ」の五つのアイテム(Item)を、「S」はサービスを意味する。「6年ほど練りに練った上での命名です。良い商品と良いサービスを提供し続けていれば社業発展だけでなく世のため人のためになるという私の信念を込めました」と笑顔で振り返る。

 これまで40年間での引渡し総数は約9千棟。業績好調のポイントは「優良な土地の確保」と強調する。「約1千区画の優良な土地を購入して、お客様のために用意しています。それも、あらかじめ10倍の約1万区画の情報の中から吟味したものです。出発点からお客様に好きになっていただける場所を準備しておくということです」と胸を張る。

 近江商人の経営哲学を表す言葉に「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」の「三方良し」があるが、同社が掲げるのは社名とよく似た「五方良し」だ。

 「わが社は、『社員良し』と『取引業者良し』も加えています。栃木県でも、店舗の社員や建築に関わる職人は地元から採用し、材木の仕入れにもなるべく地元業者を通していくことで、地域の活性化に貢献できればと考えています」