碇下ろし45年飛躍の年へ

 

 アンカー工事とは、地面と建造物をアンカープレートで固定し、強風や地震から転倒を防止する工事。社名のアンカーには別に「栃木市に碇(いかり)(アンカー)を下ろす」ことと、「業界で当社ができなかったらどこもできないという頼みの綱(アンカー)になる」意味を込めている。

 大分県出身で、27歳の時に「第二の故郷」という栃木市内で会社を設立。「安全安心を提供する会社」をテーマに、建築工事を主軸に土木工事、防水工事、耐震診断と補強工事などで45年目を迎えた。2005年には大田原市内に建設汚泥を再資源化する「北関東建設汚泥リサイクルセンター」を開設したほか、現在ではグループ9社をまとめ上げる。

 社是は「得意先に信頼される会社」「取引先に期待される会社」「魅力ある社員を造る会社」。その実現のために「お客様第一主義を貫くことと社員教育が重要」とする。お客様第一主義では(1)大きな声で明るいあいさつ(2)何事にも全力を尽くす(3)目標達成のために努力する-を徹底。社員教育では2年ごとに全社員を海外旅行に連れて行き、研修を実施するなど、数多くの研修を実施する。また、社会貢献の一環で、栃木市などに10年以上も寄付を続けている。「受けた恩を社会に返すということです」

 「防風林経営」というユニークな経営理念を持つ。「お客様は大自然と同じで、どんな大風(要求)でも聞き入れ、前向きに奉仕しなければなりません。防風林は一本一本の松(社員)の姿、形は違っていても、一つの集合体となって存在を発揮する。盆栽の松やヒノキでなくてもいいから、全社一丸の防風林となって目的(方針)に向かって前進するのです」

 会社を大きくするために7年前から準備をしてきた。「チャンスは今だと考えています。今年は『scrap(壊して)&bird(羽ばたく)』のスタートの年。飛躍の年としたい」と力強い。昨年制定した社歌の歌詞にあるように「目指すは日本一」だ。