心から安心できる社会を

 

 「安全最優先」という姿勢を35年にわたって貫いてきた。「バス事業はお客様の命を預かる事業。運行管理をさらに徹底させ、お客様目線の運行を目指します」と新年の決意を語る。栃木県内で9番目のバス会社として認可を受け大手メーカーと契約を結び、宇都宮市内の工業団地の通勤バスを皮切りに、スクールバス、貸し切りバスにも幅を広げてきた。現在は、大中小26台のバスを所有しており、創業以来「重大事故ゼロ件」を誇り、今もなお継続中だ。

 一言で安全と言っても、尺度は曖昧だ。「わが社の『安全』の定義は『客観的に見てリスクの少ない状態』。信頼に足りる外部の評価が不可欠になります」。そこで昨年9月には日本バス協会の「貸切バス事業者安全性評価認定制度」の「セーフティーバスマーク★」の認定を受けた。「今は星一つだが、やがては三つ星に」と、常に信頼される安心を高め続ける努力をしている。社員教育も入念で、35人の正規ドライバーを対象に年6回の安全教育を行っている。また、自ら「交流分析」という心理学を用いて、社員のパーソナリティー診断を行い、指導教育に反映し、「万一の不慮の事故を未然に防ぐ」ための注意を払っている。グループ会社の警備会社「株式会社カルテック」と共に「心から安心できる社会を創造する」という経営理念を掲げ、人と社会の安心に向けて走り続ける。

 宇都宮市と芳賀町で予定されているLRT(次世代型路面電車)に関して当初は、バスルートと重なる部分も多いため「どのように事業をかじ取りしていくべきか」と悩んだが、「LRTを中心とした新たなまちづくりに向けて、当事者意識を持ち、共存できるような方策を打ち出すことを考えるべき」と発想を転換。「私たちのバス事業と警備事業を通じた安全への全ての取り組みの実績をフルに発揮して、心から安心できる宇都宮市の発展に貢献していきたい」と未来のふるさとを見据える。