働き方改革実現への提案

 

 昨年4月から富士ゼロックス栃木、富士ゼロックス埼玉、富士ゼロックス群馬の3社の社長を兼務している。それぞれ歩んできた道も規模も違うが、タイムリーに情報交換しながら、相乗効果を出していきたいと2年目への意気込みを語る。「例えば県域を越えた効率的なサービスや、SE(システムエンジニア)体制なども補完し合えれば」

 ビジネスでの電子化は不可欠になってきた。複合機は印刷機を凌(りょう)駕(が)するまでになり、ネットでクラウドと結びつくことで飛躍的な機能拡大をみせた。富士ゼロックスのオフィス向けソフト「DocuWorks」は、電子文書と紙文書を一元的に管理し、一気に業務プロセスを改善できる。これらをツールに新たなビジネスをつくること、最終的には顧客の新しい働き方改革を実現することを業務の根幹に据える。

 「言行一致」を社の指針としてきた。その上に立ち、自社のオフィスの徹底的な電子化を図った。社員の机の上に紙は全く見当たらない。実際の現場を見てもらうために、オフィスでのセミナーも開催した。また、県内の主要な経営者を招いて行う「エグゼクティブセミナー」も定例化している。「まずは当社がどのような企業なのかを知ってもらうことが重要だと思っています」

 社員には「コミュニケーションをしっかり取り、ゲームチェンジャーになろうと呼び掛けています。可能な限り課題を吸収し、解決を図ろうということです。福利厚生などを充実させ、働きやすい環境になっていると思います」。昨年の4-9月期は、富士ゼロックスグループ全体で63%の営業利益増をみた。

 昨年11月には期待の新商品「ApeosPort-Ⅶ」「DocuCentre-Ⅶ」が発表された。セキュリティー機能を大幅に高めた複合機だ。スマートフォン感覚で使える画面表示、クラウドともスムーズな連携ができる。働き方改革へ挑戦する武器が、また一つ増えた。