電気絶縁技術で世界基準

 

 電気絶縁技術の事業で世界トップクラスの工場が壬生町にある。今年創立105年を迎える日本理化グループのマザー工場として、1954年に操業を開始した栃木事業所だ。「世界のお客様へジャパンクオリティーをお届けしています。長年にわたって、お客様と共に培った電気絶縁の技術を基礎とし、発電機やモーターに使用される絶縁材料や電気機器に使用される電子材料を製造しています。また、設計開発の拠点として、グループ全体に係る各種製品開発に携わっています」

 その技術力はグローバルスタンダードだ。アメリカではUL(アメリカ保険業者安全試験所)の製品安全規格を取得、ヨーロッパではIEC(国際電気標準会議)が定める電気電子技術分野の国際規格をクリアしている。

 栃木事業所はグループ内における管理、開発、製造の拠点であり、人材育成や製造技術のノウハウがここに集約されている。マイカ(雲母)素材の電気絶縁材料や金属基板などを生産しており、「『無事故無災害』を19年にわたり継続してきました。今年3月で20年。ここを目標に今やっています。安全第一は事業所、工場にとっては当たり前のこと。ですが途切れさせずに永遠に続けていかねばならない」と、約120人の地元社員が働く現場を指揮する。

 群馬県出身で、日本理化工業所に入社して40年。栃木事業所で「ものづくりでは技術的なことを主にやってきました」。国内、海外の工場開設のプロジェクトメンバー。副工場長として開発、製造、品質面を担当、2017年1月、栃木事業所長に就任した。品質、環境、安全衛生の全てについて「継続的改善を図り、お客様に信頼され満足される製品を提供していきます」と決意を新たにする。一方で「地域に貢献する経営を」との考えから、大栗(おおくり)崇(たか)司(し)社長が代表を兼任するプロサッカークラブ「栃木シティフットボールクラブ」のオフィシャルスポンサーを務める。