地域とともに魅力発信

 

 「2018年にリニューアルした一番搾りが好調に推移しています。今年も『栃木のお客様とともに』のキャッチフレーズとともにビールを通じて栃木を全国に発信していきたい」と抱負を語った。

 恒例となっている日光のデザイン缶で昨年は眠り猫を登場させた。また県内限定の新商品として「キリン一番搾り生ビール とちぎの自慢」デザイン缶を発売。缶に「明智平」「茶臼岳」「太平山」の紅葉イラストをあしらった。日光デザイン缶とは別に、県内の自然に焦点を当てて魅力を発信する新しい試みだ。「栃木の魅力を多くの人に知ってもらうことができました」と話す。

 昨年10月1日付で三重支店長から本県に初めて赴任。過去最多の出店数となった「宇都宮餃子祭り」の印象について「宇都宮餃子の『ライバル』である浜松市出身です。栃木の野菜がおいしいからなのでしょう。宇都宮餃子はたれをつけなくてもおいしいですね」と語った。

 近年、若者のアルコール離れなど酒類業界を取り巻く環境は厳しいという。「アルコールは適度に楽しく飲めば、人と人をつなぐ潤滑油になります。厳しい時代だからこそ、ビールの魅力を発信していきたい」と時代状況を前向きに捉える。クラフトビールを手軽に楽しめる「タップ・マルシェ」などはその例だ。さまざまな種類のクラフトビールが専用のディスペンサーで楽しめ、若者や女性を中心に人気が広がりつつある。本県でも好調だ。「宇都宮はカクテルの街ということもあり、バーを利用しやすい環境です。タップ・マルシェも気軽に楽しんでもらえれば」と言う。

 今年はラグビーワールドカップが日本で開催される。来年は東京五輪・パラリンピックも予定されており、多くの外国人観光客が本県を訪れることが予想される。「日光や栃木の魅力を知ってもらうため、地域とともに取り組んでいきたい」と語った。