闘う姿勢、独自性の追求

 

 「時流を踏まえ、改めて会社の前提、目的、原理原則に立ち返る事」が今年の重要テーマと捉える。

 「我々は食品会社であるという前提であり、お客様に喜んでもらうことが仕事の目的です。前提と目的と時代の変化に伴って、仕事を変えていき、働き方改革をしていきます」

 昨年は売れる商品の傾向がはっきりとしてきたという。高価格商品、低価格商品、新しい付加価値商品のニーズが高まる中で、「特徴や強みが明確な商品、独自商品が売れました」と分析する。逆に、あまり特徴がない商品の売り上げは低調に終わり、この傾向は今年さらに鮮明になっていくとみている。

 「商品の質を上げ独自性を追求していきます。今、ご評価いただいているローストビーフやハンバーグや肉惣菜『おにくDELI』など、さらに付加価値を付け特徴を明確にしていきたい。そして、食べた瞬間に感動していただける『次世代のハム・ソーセージ』も出していきます」

 栃木県産の桜山豚(オウシャントン)にも力をいれていく方針で「世界3大豚の梅山豚(メイシャントン)の血を引いたものです。すごくおいしいんです。今年から3倍に増強し商品を広めていきます」と期待する。

 同社の強みは精肉から多種多様な加工品まで生産できる柔軟性にある。新年早々、TPPや日欧EPAが正式スタートし貿易ルールが大きく変わり、世界の畜産情勢も大きく変化していくことが予測される。

 「国内の競争は厳しさを増すと予想されます。大きい変化はチャンスと捉え、闘う姿勢を明確にし、保守的にならず、変えていくことに挑戦していきます。時流に合った滝沢ハムとして、当社にしかできない価値、独自性の追求をしていきます」と意欲的だ。

 「また、今年も野球や県郡市町対抗駅伝、2022年の栃木国体などスポーツを通じて地域の皆さんと一緒になって地元栃木を盛り上げていきたい」と語る。