教員採用対策に本格着手

 

 昨年は、大学開学30周年、女子短大50周年の記念式典を実施した。「節目の年を境に、地域に役立つ大学をあらためて目指していきます。大学・短大の特長を出していかなくてはなりません。そのために『作大・作短ブランディング事業』を推進します。本学のブランドを具体的にアピールしていく元年になります」

 経営、スポーツ、心理、教育、保育という大学の持つリソースを使って、地域社会のメンタル、フィジカル両面での健康の増進に寄与していくことが特色になる。目指すブランドイメージは「生涯活躍」の人創り。

 今年最も力を入れるのが、教員養成だ。人間文化学部の発達教育学科は6年目に入る。小学校と特別支援学校の教員免許を取得させ、質の高い教員を送り出す。そのために「教員採用試験対策委員会」を設置し、講座を設ける。教育学を専門とし授業も持つ学長自らが委員長となり、先頭に立って推進していく。大学の決意と意気込みが伝わるプロジェクトだ。「昨年実施された第1回の公認心理師の国家試験では、本学の教員6名が合格しました。心理コミュニケーション学科の教育の発展につながる成果だと思います」

 経営学部には昨年、学生に学修の質と出口を保証するための資格取得を進める「資格取得支援室」を新設した。「さらに強化を図る」と話す。昨春初の卒業生を輩出したスポーツマネジメント学科は100%の就職率だった。東京五輪・パラリンピック、その先の本県開催の国体など、人材の需要はさらに増すとみる。

 短大は16年連続の就職率100%を誇る。質の高い幼児教育者の養成を続けていく。短大設備を使った「わいわい広場」は、地域に開かれた施設として存在感を示している。リカレント教育も時代の要請に応えて昨年後期からスタートさせた。

 建学の精神である「作新民」の理念(自学自習と自主・自立の精神を育てる教育の実践)の下、「人づくりの教育」は今年も揺るがない。