存在感を高め発展期へ

 

 昨年4月にJR小山駅東口前の本キャンパスに8階建ての新棟と体育館が完成した。経営学部と法学部の学生約3千人が学ぶ。「本キャンパスが完成し、大学の一つの形がやっと完成しました。建物が変わっただけではなく、中身もこれから変えていかなくてはなりません。今までが第1段階の準備期だとすると、第2の局面、発展期に入ったと考えています」。大学の新時代へのスタートの年と位置付ける。

 JR小山駅は東北新幹線と宇都宮線、水戸線、両毛線の接点で、大学での行事だけでなく、学会など県内外から参加者が集まる場合の地理的、交通の優位性から、「非常に有利な立場に立つ」と強調する。さらに生涯教育の拠点としても地域における大学のエクステンション(延長)として重要と語る。図書館、ホールをはじめ社会人が利用できるスペースを提供することで、生涯学習とそれを通した社会貢献の重要性を熱く語る。

 教育の柱となる「リベラル・アーツ教育」と「地域貢献活動」は変わらない。リベラル・アーツは学部を越えてさまざまな学問領域を自由に、自主的に学べるシステム。「高いレベルで一流の人たちが教養科目の授業をすることです。本学でも条件がそろってきたので、今年から本格的に始動したい」。一方、地域貢献では、自治体と連携したイベントやボランティア活動など幅広い分野で地域と交流する。「地域貢献は研究、教育に次ぐ大学の第3の存在意義でもあります。本学は地域のために何ができるかを創立以来考えてきた大学です。開かれた大学として地域に貢献したい」

 教員採用試験合格者数が2018年度は205人と過去最多になった。変わらぬ方針としてグローバルに活躍する人材を育ててきた。建学の精神を象徴する「PLUS(プルス) ULTRA(ウルトラ)(さらに向こうへ)」をスローガンに、「栃木に白鴎大学あり」とさらに存在感を高めていく。