スピードと柔軟性で経営

 

 昨年4月、村田弘行(むらたひろゆき)現会長から社長のバトンを受け取った。「基本的には菊地俊雄(きくちとしお)名誉会長、村田会長が築き上げた経営理念、社訓を踏襲しつつ、それだけでなくスピードと柔軟性を意識して経営していきたい」。こう抱負を語った。

 少子高齢、人口減少社会となる中、メインターゲットとしている30代も当然減っていく。今後、その世代が増えることが考えにくい中でいかに業績を伸ばしていくか。「大きな方針としては栃木、茨城、群馬の北関東3県のみならず、千葉県の柏市にもエリアを拡大してきました。茨城や千葉はまだまだ成長の余地があります。また、地元栃木でも順調に数字が出ているんです」と話す。

 十分に浸透しているかに見える栃木でさらに数字が伸びている理由について、会社のブランディングだけでなく「土地の仕入れに人を厚く配置した」という戦略が結果に表れているという。

 「仕入れ担当者に若手女性を7人配置しました。彼女たちの活躍が大きいと思います」と話す。

 昨年は、7月に創業からの新築住宅累計販売棟数1万5千棟を達成。12月には県北地域で初めてとなるショールーム併設の新店舗「グランディプラザ那須塩原」がオープンした。ショールーム併設店舗は県内に宇都宮市、インターパーク、小山市に次いで4軒目で、那須塩原市に開設したことで県北エリアでのニーズにも対応していく。

 2019年はグランディハウスで家を建てた顧客向けに「オーナーズクラブ」を設立する。「アフターサービスの更なる向上で、顧客との繋(つな)がりを強化したい」。また、商圏が大きく、激戦区といわれるさいたま市に開設した新支店がいよいよ本格的に活動を開始する。「栃木の会社ですが、埼玉に腰を据えて信頼を勝ち取っていきたい。そして神奈川県など首都圏の足がかりにしたい」。社訓「真摯(しんし)に挑戦する」の精神で新たにチャレンジする年になる。