開局20年「使命」忘れずに

 

 4月で開局20周年を迎える。「支えていただいた多くの皆さまに感謝し、オール栃木でつくられた『県民の放送局』としての使命を忘れず、県民から信頼される番組づくりを進めていきます」と年頭にあたっての決意を披露する。

 その一つに災害報道を挙げる。毎週水曜日夜の「ニュースLIFE」で「防災~あなたを守る」の企画を設けて防災意識の啓発を行っている。「昨年の台風シーズンでは、大雨警報・避難準備などをきめ細かく放送し、県民の安全・安心に寄与する報道に努めました。また、災害の教訓を風化させないため『那須水害20年』の検証報道を4日連続で放送し、番組審議会の委員から高い評価を得ました」と取り組みを振り返る。

 さらに、県民の豊かな暮らしに役立つ番組提供も大きな役割と位置付ける。「イブニング6Plus」や「とちぎ発!旅好き!」「うたの王様」をはじめ、ゴルフ、栃木ブレックスなどのスポーツ中継、時代劇、アニメなど多様な番組を通して、県民の生活に潤いと元気を与えていきたいとする。

 「とはいえ、まだまだ3チャンネルを見たことがないという人がいるのも事実です。県民に視聴してもらえる番組づくりがこれまで以上に重要です」。日々の暮らしの中で「とちぎテレビがある生活習慣」を県民に持ってもらうことを目指す。その上で「ニュースは毎日見ても飽きないコンテンツなので、これに磨きをかけて『今日の栃木』が分かる報道の充実に努めたい」と語る。

 人口減少の中で、さらに地域・都市間競争が激しくなると見通し、「交流人口」を増やすには、国内だけでなく世界に向けて栃木の魅力度を発信することがますます重要と捉える。「テレビ局も放送番組のネットへの同時配信の時代を迎えています。放送と通信が融合し、県域の放送エリアを超えた情報発信の時代の中で、県内自治体や観光地の活性化に貢献したい」と決意を述べた。