王座奪還目指し勢い加速

 

 日本代表チームの活躍や田(た)臥(ぶせ)勇(ゆう)太(た)に次ぐ日本人史上2人目のNBA(北米で展開する男子プロバスケットボールリーグ)プレーヤーの誕生など、盛り上がりを見せる国内バスケットボール界。国内プロリーグ「B・LEAGUE」も昨年秋で3年目を迎えた。「3年目の難しさを感じることもありますが、数字を見ていただければ分かる通り、リーグもチームも地力をつけてきたという手応えは感じています」

 初年度にリーグ制覇を成し遂げたブレックスだが、昨季は残念ながら連覇とはならなかった。今季はその悔しさを晴らすかのようにシーズン序盤から快進撃を続ける。「1試合1試合、魂を込めた試合ができているのでは」と話す通り、現在、首位を争う好位置につける。順調なのは、チーム成績だけではない。昨年6月期の決算では、過去最高となる12億円を超える売上高を達成。さらに、全ての部門で過去最高の売上高を記録した。「アリーナ内に仮設スタンドを導入することで収容人数が増加しました。壁横面にビジョンを配置するなどアリーナへの投資を行い、試合の価値を高める取り組みをしたことが実を結んだのだと思います」。一方、長年力を入れてきたスクール事業も大きな成果を挙げた。昨年開催された「B・LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2018」で栃木ブレックスU15が見事優勝。バスケットスクールに限らず、チアスクールも定員オーバーになるほどの盛況ぶりだが、「子どもたちが楽しみながら成長できる環境が一番大切」と、ただ教室を増やすことはせず、講師の質を保てる規模での展開を進めている。

 王座奪還に向け、今後も厳しい戦いが続くが、「『日本バスケットボール界をリードする』『地域密着で栃木県を元気にして盛り上げる』『非日常のアリーナエンターテインメントを提供する』というビジョンの下、毎年成長してファンの期待に応えていきます」と力強く語った。