車と人と地域をつなぐ

 

 今年も人口減少、少子高齢化の進展といった時代の急速な変化にどう対応していくかが問われる一年となる。「私たちも、新たな取り組みが展開される時には、それにしっかり対応していく体制をつくらなければなりません」と力を込める。しかし、基本にあるのは車の販売とそれに伴うサービスであると強調。「お客様との信頼関係」を保ちつつ、世の中の動きを積極的に取り込んでいきたいとする。

 昨年発売された「カローラスポーツ」や、改良された「プリウス」は、いずれもスマートフォンとの連動や緊急通報サービスなどを可能とする通信端末を標準装備し、多様なサービスを提供する「コネクテッドカー(つながるクルマ)」。今後もクルマとドライバーと社会をつなぐ役割を果たすクルマが主流になるとみる。「私たちも地域の会社として、営業スタッフとお客様のつながりを大切にし、車を運転する楽しさを伝えたい」と語る。

 休日を増やすなど、スタッフの働きやすさの整備にも力を入れていく。「休日が増えても仕事の質を落とすわけにはいきません。さらにIT化をもっと進め、効率化を図ることでカバーしていきたいと思います」。工夫次第で省力化できるところはまだあると分析する。若い人たちには入り口であきらめるのでなく、まずやってみて自分でやり方を変えてみようと訴える。

 地域に支えられてここまで来たとの思いから、県内プロスポーツを全力で応援している。また、宇都宮商工会議所の副会頭として、地域経済の活性化にも注力する。自転車を愛好し、実行委員長を務めるサイクルロードレース「ツール・ド・とちぎ」は、今年3月で3回目を迎える。「県内全体を巻き込むイベントはあまりないので、広く栃木県を知ってもらう機会になればと思っています」。車と自転車のすみわけができて、より楽しい暮らしが実現することを願っている。