地域に根差し存在感示す

 

 人口減少や少子高齢化などの社会構造の変化に加え、デジタルマネーやキャッシュレスの普及など異業種を含めた競争環境の変化により地域銀行に求められるサービスや役割は大きく変化している。

 「今後、お客様にどのようなサービスを提供し、付加価値を与え、いかにして独自性を発揮し収益力を高めていくかが当行も含めた業界全体の課題となっています」と表情を引き締める。

 4月に「第九次中期経営計画」の最終年度がスタートする。「当行が掲げた『お客様に信頼され選ばれ続ける銀行』を目指すためにも、地域に根差し、『お客様』や『地域』の信頼と期待に応えることで、さらに『とちぎんらしさ』を追求していきます」

 昨年10月、同行の証券子会社である宇都宮証券の社名を「とちぎんTT証券」に変更した。これにより、とちぎんグループとしての一体感を高め、店舗ネットワークを活用しながら連携を一層強化していく方針だ。

 「銀証のノウハウを共有していくことで、シナジー効果を最大限発揮し、多様な顧客ニーズに対応できると考えています」と期待する。

 また、事業性融資強化への取り組みに対し、本支店一体での営業活動として昨年11月から全13ブロックに総勢12人の法人営業部所属の行員を配置。企業のさまざまなライフステージに合わせたソリューションの提供など、地域における円滑な金融仲介機能の発揮に努めていくという。

 「時代が変化してもお客様との信用の下に成り立つ銀行のビジネスモデルは変わりません。職員一人一人がお客様の最も信頼できるご相談相手となるため、これからもお客様に寄り添い、ともに歩んでいきます。地道なリレーションを通じて、自信をもって地域で存在感を示せることが、地域金融機関としての当行の企業価値であると考えています」