60周年に感謝を添えて

 

 今秋、開店60周年を迎えるに当たり、若手から中堅の従業員を中心にプロジェクトを組み、顧客、地域、取引先、グループ企業、従業員に何ができるのかを検討してきた。

 「『カンレキ!カンゲキ!カンシャ!(ありがとう)』をテーマに、これまでのご愛顧に感謝しながら、地域のお客様にどれだけ寄り添っていけるかを考える一年にしたいと思っています」

 百貨店を取り巻く環境は依然として厳しいが、このタイミングをチャンスと捉え、60周年という冠の下でさまざまな催事やイベントを企画している。例えば「1日で巡るお遍路さんin 東武宇都宮」「写真展 天皇皇后両陛下-ともに歩まれた60年」「ざんねんないきもの展」「しまじろうプレイパーク」など。また、年2回開催している大人気催事「北海道物産展」は、どちらも2週間の開催とし、春には人気バラエティ番組「水曜どうでしょう」をはじめとしたHTB北海道テレビのグッズ販売やトークショーを予定。「宇都宮どうでしょう」と題して実施する注目企画だ。さらに地下の食品売り場の改修など、「店内の整備も徐々に進めていく予定」と話す。

 昨年からは、地元の高校や大学とのタイアップも進めている。その一つが、宇都宮大学と提携した課題解決型インターンシップ。学生に同百貨店の課題を抽出、分析してもらい、その解決策を提案してもらうというもの。ほかにもレストランのメニュー開発を宇都宮短期大学附属高校の生徒とともに行うなど、「地域、学校とのつながりをより広げていきたい」と期待を込める。

 東武グループとしても栃木県の観光誘客に力を入れており、「我々もグループの一員として、ブランドイメージの浸透に貢献していきたい」と展望する。「地域の中での存在意義を確立し、社会的役割を果たしていきたいと思っています。今後もお客様の生活になくてはならない百貨店を目指します」