栃木SC、守備立て直せるか 開幕3連敗、失点は12

 サッカーJ2は14日までに第3節が終了し、3季ぶりにJ3から復帰した栃木SCはまさかの開幕3連敗。3試合の合計失点は12点に上り、得失点差はマイナス8で22チーム中最下位に沈んでいる。スタートダッシュに失敗した原因や堅守を取り戻すためのポイントを探った。

 ■緩慢なプレス

 ホームに大分を迎えた開幕戦は2−4、第2節のアウェー岡山戦は0−3、第3節のホーム山口戦は2−5。いずれも前半15分前後までの早い時間帯で先制され、さらに前半のうちに追加点を奪われるパターンだった。

 目立つのはボール保持者へのプレスの緩慢さだ。象徴的なのが前半24分までに3失点した大分戦と、主導権を握りながら前半16分に最初のシュートで先制された山口戦だ。中盤の選手がパスの出所を抑えることができず、余裕を持ってDFライン裏に決定的なパスを通された。クラブOBでサッカー解説者の佐藤悠介(さとうゆうすけ)氏は「チーム全体のプレスの掛け方が問題。相手がプレッシャーと感じなければ意味はない」と連動性の欠如を指摘した。

 セットプレーからの失点が多いのも特徴だ。12失点中4点がFKやCKから。岡山戦では前半15分にFKを直接決められた。山口戦の前半38分の2失点目は、CKで相手の動きに翻弄(ほんろう)され、ゴール前のマンマークディフェンスが機能しなかった。横山雄次(よこやまゆうじ)監督は「一瞬の判断。もう一つ先にこだわりたかった」と反省すべきポイントに挙げた。

 ■誤算

 3季目の指揮を執る横山監督は堅守速攻のスタイルを継続することを明言し、選手に対してJ2を意識した攻守の切り替えの速さや球際の強さを求めた。しかし、2月の宮崎キャンプ前に昨季の最終ラインを支えたブラジル人DFメンデスが負傷離脱。センターバックに新加入の西河翔吾(にしかわしょうご)、田代雅也(たしろまさや)、FWからコンバートされた服部康平(はっとりこうへい)を起用したが、連係がうまくいっているとはいえない。

 第4節以降は12位讃岐、15位岐阜、16位熊本との対戦が続くだけに、ここで勝利という結果を出すことが求められる。