水ようかんを切り分ける三ツ山社長

 【日光】日光地区でおせち料理の一つとして好まれる「水ようかん」作りが、二社一寺門前町に軒を連ねる老舗和菓子店で最盛期を迎えている。

 水ようかんは冷蔵庫が普及していなかった時代まで、冬場の食べ物として定着していた。今も年末の老舗は、買い求める客でにぎわう。

 中鉢石(はついし)町の三ツ山羊羹(みつやまようかん)本舗では、27日も未明からの仕込みで大忙し。厳選した国内産の小豆と寒天、砂糖を使い、1日で1万本を手作りしている。

 三ツ山一明(かずあき)社長(69)は「29~31日がピーク。正月の家族だんらんのお供となってほしい」と話し、包丁で手際よく切り分けると、奥深い色合いの水ようかんが照明できらめいた。