折れた校庭のシンボルツリー、記念品として「再生」 佐野・出流原小

折れた校庭のシンボルツリー、記念品として「再生」 佐野・出流原小

 【佐野】学校のシンボルが生まれ変わった−。出流原小は、昨年秋の台風22号による強風で折れて落下したケヤキの幹の一部を活用し、記念オブジェと卒業記念コースターを製作した。オブジェは校庭に設置し、コースターは7日、全校集会で谷直人(たになおと)校長が卒業する6年生15人に手渡した。谷校長は「PTAや地元の人、市教委などたくさんの人たちの協力があってできた。改めてこのケヤキが愛されていることを感じた」と感謝の言葉を述べた。

 同校のケヤキは1932年、旧赤見村に生えていた直径約20センチの若木を移植したと伝えられている。樹齢90年以上とされ、今では高さが校舎の3階まで達するほどに成長。緑がある時季は、日陰で児童たちが涼を取れるほどの大木で、地域の人たちにも親しまれている。

 昨年10月30日午前10時40分ごろ、台風22号の吹き返しの強風で幹の一部約20メートルが折れ、校庭に落ちた。幸い校庭に児童はいなかった。同校では当初、落ちた幹の処分を考えたが、PTAや町会などと話し合い、せん定記念オブジェと卒業記念品として使用することにした。